IoT技術で注目されるホームセキュリティー

IoTという言葉を新聞やニュースで一度は目になさったことがあるでしょう。これはモノのインターネットと呼ばれるもので、2000年に当時の政府が推奨したブロードバンド構想のひとつです。あらゆるモノをネット回線に接続して、遠隔操作をすることを指しています。現在では多くの方がスマートフォンを所有されており、それぞれが各端末にアプリをインストールされています。

このアプリと家電などを連動させることで、外出先からでも遠隔操作で家電を操作できるのがIoTです。昨今ではホームセキュリティーサービスにも活用されるようになりました。ここで簡単に、IoT技術と連動したホームセキュリティーをご紹介していきましょう。2021年現在、国内には計45の警備会社があります。

そのうちの4社では、IoTを用いた独自のセキュリティーサービスを展開しています。具体的な内容を見ていくと、一般家庭の玄関や室内に赤外線装置を備え、人の動きを随時管理しているものです。この場合、高齢者の単身世帯に提供しているサービスで、離れた場所に暮らしているご家族が安否確認ができるものになっています。セキュリティーとしてはもちろんのこと、安全確認をするのにも役立つものです。

IoT技術を駆使するには、高速通信網を使用しないといけません。限りなくタイムラグが発生しない環境が理想であり、そのために次世代通信となる5Gの回線網の普及を推し進めることが必要です。