不正なプログラムはファイアウォールで対処する

PCやサーバーを管理している人間でも気付かないうちに、不正なプログラムをインストールさせられた経験があるのなら、高性能なファイアウォールの導入を検討してください。ネットワーク上から不審なアクセスがあった際には、アラートを出すだけでなくトラフィック自体を遮断できるのが、ファイアウォールを導入する利点です。企業で働く従業員が使用しているPCがインターネットに接続して、セキュリティホールからプログラムが侵入したことが原因で、企業の情報が漏洩したという例も珍しくありません。自社は攻撃を受ける心配がないと思い込んでいる方々も、どのタイミングで狙われるか分からないことに注意して、すぐにでも対策を進めることを推奨します。

外部からの不正なアクセスを防ぐだけでなく、ネットワークの内部にどのような端末が接続されているのか情報を隠すことも可能です。アドレス変換機能を使うことで企業が使用しているPCの台数なども隠せて、セキュリティホールが発見される前に対処できます。1000台以上のPCを動かしている環境など、事業の規模に合わせたファイアウォールを選ぶことは重要です。ネットワークに接続するPCが多すぎると、パケットフィルタが上手く機能しない場合もあるためです。

アプリケーションゲートウェイ型のように、細かいところまでルールを指定して通信を制御できる製品も増えています。事業の内容やネットワークの規模に合わせて、機能性を選ぶためにも情報を調べてください。

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