IoTのセキュリティ対策

IoTとはInternetofThingsの略で、日本ではモノのインターネットと訳されています。従来はインターネットに接続されていなかった自動車や家電製品などがインターネットに接続され、パソコンやスマートフォンを通じて遠隔から操作できるようになった状態のことです。企業ならスタッフが出社する時間に合わせてIoTを通じてエアコンに接続して社内を暖めておくもしくは冷やしておく、個人なら話しかけた内容を聞き取って動作するスマートスピーカーとの生活や、帰宅時に合わせて炊飯器をオンにしておくなど、IoTを利用すれば毎日の日々がとても便利になります。インターネットに接続させる以上は、ウィルス感染対策などのセキュリティが必要です。

特に企業では信頼できる経路だけに設定する、IoTシステムの特性を考慮したセキュリティ対策にするなど気を使わなければなりません。なぜならIoTによるウィルス感染は脅威の影響範囲や影響度合いが大きいこと、インターネットのネットワーク介して関連するシステムまでウィルスに感染してしまうからです。更に企業では多くの人が出入りするため各スタッフが想定していなかった接続をしてしまい、セキュリティが突破されることもあります。個人なら滅多に炊飯器や自宅のエアコンを買い替えたりしないので、セキュリティ対策が毎年どんどん古いものになっていき、新しく登場したウイルスに対応できなくなる点が危険です。